刺激を受けた話

今日は、友達の紹介で知り合った京都に住んでいる中国の女の子に会ってきました。彼女は、漫画家になるために単身でわざわざ中国から日本にやってきたのです。高校では、国際高校に通っていたらしく、英語はペラペラ。日本語も僕と問題なく会話できるくらい流暢です。若干19歳にしてトリリンガル、さらにこのコロナ休みというだらけきった期間の中で、毎日朝早く起きて、日本語のニュースを聞きながら散歩をし、バイトに行き、帰ってから漫画の勉強をと自己研鑽を怠っていません。僕は、その話を聞いた時、目から鱗の気持ちでした。二つも歳が下の女の子がこんなに頑張っているのです。さらに、彼女は、新しいことを知ることが楽しい、勉強ってほんとに楽しいって言います。最高に良いドーパミンの出し方だと思いました。

 人間は、生まれたその瞬間から、一人一人が80〜90年という莫大な時間をもらいます。それは、一人一人平等にもらえます。さて、こうなったときに、どうやってその時間を消費するのかというのが問題になるわけですが、人間は本能的に快楽物質のドーパミンを求めています。タバコを人間がなぜ吸うか、パチンコをなぜやるか、筋トレをなぜやるか、本をなぜ読むか。

全て、自分の時間とお金を費やしてまでやっていることです。答えは、全て気持ちいいからです。タバコは、吸った後にニコチンが脳の中脳黒質に働きかけ、ドーパミンを分泌させます。パチンコもギャンブル要素があり、勝った時に脳からドーパミンがどっと出て気持ち良くなります。筋トレは、最初は、体が痛くなるだけでなんで自傷行為のような事をやるんだろうと最初は疑問に思うのですが、途中から自分の体が分かりやすく変わっていき、かつ無心で筋トレをできる喜びが出てくるのでそこでドーパミンが分泌されます。本は読み終わったときに純粋に楽しかったり、知識欲が満たされたときにドーパミンが分泌されます。このように、全て人間は気持ち良くなるために色々なことをしています。しかし、これら中でも違いはあります。タバコやパチンコは、体に害を及ぼしかねないものであり、同時にお金をものすごく失うリスクがあり、その代わりに自分の中には何も残りません。しかし、筋トレや本は、ドーパミンが分泌されるのは同じであっても、体に良い影響を残します。このようにドーパミンの取り方、つまり幸せを得る方法というのをしっかり、考えたら、もっと人生は良い方向に好転するのではと思ったわけです。先に例を出した京都の女の子は、学ぶこと自体が楽しいと、本当に自分に良い影響しか出ないようなドーパミンを出していることが分かります。

 僕は、大学に入ってから2年間、楽しく部活もできて、筋トレにもハマって、彼女と色んなところに旅行もして、友達とバカみたいに飲み会したり、海外旅行もしたりとそれなりに楽しく遊んでました。

しかし、ある女の子のお陰で、自分が何をほんとは望んでいたのか、何を目指していたのかがはっきりしました。毎日の積み重ねが、結果につながる秘訣ということは間違い無いので、とりあえず、英語と医学を毎日して、学ぶこと自体に喜びを感じていけるようなサイクルにしたいと思いました。